桜井俊貴の成長力〜ドラフト1位の逆襲〜

昨年のドラフト会議。

オコエ瑠偉や小笠原慎之介などと比べ注目度が決して高くなかったはずだ。

《第一順選択希望選手、読売、桜井俊貴》

北須磨高校という無名の公立高校から伝統球団のドラフト1位。ドラフトの直後の明治神宮大会では1試合18奪三振で完封し、その右腕で強烈な印象を焼きつけた。

関西の大学からドラフト1位は上原浩治と同じ系譜だ。周囲の期待を背に、エースの階段への始まりを告げた一年目、キャンプで猛アピールし、見事に一軍の開幕ロースター入りを果たす。3月30日にはプロ初登板も経験。

『新生ジャイアンツの象徴』今後の活躍を誰もが期待した矢先、右肘の違和感で無念の登録抹消。

張りが強く慎重にリハビリを重ね、3軍のマウンドに帰ってきたきたのは約3ヶ月後。その期間に、桜井は原点に戻り、走り込みによる下半身強化そしてコーチとフォームの修正を行った。

7月、108日ぶりに登板を果たしたが、8月に入りまだ3イニング程度、球速は大学時代の150キロとは程遠くMAX143キロ〜144キロ。数字としては少し寂しく、格下のBCリーグ相手に失点を喫している。

一方で、『精度を確かめたい』と変化球で2三振を奪い、かすかだが光明も見えた。

人生において、時に遠回りは一番の近道となる。将来エースになるために必要な時間だったと思えるかどうかは、ここからの本人の努力次第だろう。

無名の公立高校から這い上がってきた『精神力』と『成長力』に期待しようではないか。

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